冒頭の演奏が終わった後の挨拶にて、藤井風さんのセリフ。
前回が好評じゃったということで
おかげさまでできてますんで
今日も愛を込めて、
愛と勇気を振りまきに来ましたのでね。
最後まで楽しんでいってくれたら嬉しいです。
私が衝撃を受けたのは、「愛と勇気を振りまきに~」というところ。
ちょっと照れ気味な感じで発言されていたのですけど、
アンパンマン以外にこんなこと言える人がいるんか…という驚きです。あなたは天使ですか?(誉め言葉)
愛と勇気を振りまけるっていうことは、愛と勇気を持っている必要があります。
それも、振りまけるほどにたっぷりと。
スピリチュアルでもよく言われるところの、「まず自分を満たす」ということですね。
藤井風さんには溢れるほどの愛と勇気がある。
それはこれまでの功績と、楽曲や配信から確かに感じられます。
彼のエネルギーの源は何なのでしょうか。私なりに考えてみました。
1.感謝
冒頭の挨拶にて「おかげさまでできてますんで」という言葉があります。
言い換えれば、「自分一人の力ではない」「自分一人で立っているわけではない」とも解釈できます。
成功は自分一人の力ではない。失敗も、自分一人の責任ではない。自分一人の力は小さなものである。みんなで助け助けられ作り上げていくもの。
だから、気負わない。だから、感謝。
そのように肩肘張らない姿勢が、エネルギーの源の一つなのではないでしょうか。
2.ハイヤーセルフ
前回の記事でも書いたように、藤井風さんはハイヤーセルフ(内なる神)を信じており、これは愛であると言っています。
つまり、藤井風さんの行動原理は愛である。
そうでなければ「愛を込めて」「愛を振りまきに」なんて表現は咄嗟にでてきません。
普段の生活から愛を意識し、愛を与え、そして同時に与えられているのでしょう。そういう意味では、最初に愛を与えたご両親が素晴らしかったのかもしれませんね。
でも、そもそも愛って何なんでしょう?
これは非常に深い命題ですが、私の解釈では「お互いを優しく認めること」だと思っています。
自己を犠牲にして相手を優先することを愛と捉えがちですが、自己も相手も大切にすることが愛ではないか、と私は思います。
日常の判断を求められる場面で「愛」を選ぶ。これは人生における秘訣の一つなのかなと思います。
3.楽しむ
藤井風さんのYouTubeでのカバーなどを見ていると誰しもが思うことが、「楽しそうである」ということ。
とにかくピアノを奏でること、表現すること、その楽曲を味わうことが楽しい。心地よい。もちろん技術も相まって素晴らしいのですが、見ているこちらまで楽しい気分になってきます。
「うまく演奏してやろう」みたいな意図が感じられず、必死さがなく、楽しく、軽く、すがすがしい。
楽しくやってるのと必死にやってるのとどっちがエネルギー高いかって言ったら、前者ですよね。
でも、人間だとやはり「成功させたい」とか「よく思われたい」みたいな考えで楽しむ以前に色々と思考しがちなのですが、藤井風さんにはそれがない。
いや、藤井風さんにとってはそんなことは些細な事、楽しむよりも優先度が低い事なのでしょう。
どうやら、藤井風は楽しむ達人である、というのが私の達した結論であります。
愛と勇気と感謝のエネルギーの塊である藤井風。
今後も目が離せませんね。