言の葉研究所

世の中の発言・名言・歌詞について考える

藤井風は楽しむ達人である

藤井風さんのYouTubeライブ配信の第二弾。

 

冒頭の演奏が終わった後の挨拶にて、藤井風さんのセリフ。

 

前回が好評じゃったということで

おかげさまでできてますんで

今日も愛を込めて、

愛と勇気を振りまきに来ましたのでね。

最後まで楽しんでいってくれたら嬉しいです。

 

youtu.be

 

私が衝撃を受けたのは、「愛と勇気を振りまきに~」というところ。

ちょっと照れ気味な感じで発言されていたのですけど、

アンパンマン以外にこんなこと言える人がいるんか…という驚きです。あなたは天使ですか?(誉め言葉)

 

愛と勇気を振りまけるっていうことは、愛と勇気を持っている必要があります。

それも、振りまけるほどにたっぷりと。

 

スピリチュアルでもよく言われるところの、「まず自分を満たす」ということですね。

 

藤井風さんには溢れるほどの愛と勇気がある。

それはこれまでの功績と、楽曲や配信から確かに感じられます。

 

彼のエネルギーの源は何なのでしょうか。私なりに考えてみました。

 

1.感謝

 

冒頭の挨拶にて「おかげさまでできてますんで」という言葉があります。

言い換えれば、「自分一人の力ではない」「自分一人で立っているわけではない」とも解釈できます。

成功は自分一人の力ではない。失敗も、自分一人の責任ではない。自分一人の力は小さなものである。みんなで助け助けられ作り上げていくもの。

だから、気負わない。だから、感謝。

そのように肩肘張らない姿勢が、エネルギーの源の一つなのではないでしょうか。

 

2.ハイヤーセルフ

 

前回の記事でも書いたように、藤井風さんはハイヤーセルフ(内なる神)を信じており、これは愛であると言っています。

つまり、藤井風さんの行動原理は愛である。

そうでなければ「愛を込めて」「愛を振りまきに」なんて表現は咄嗟にでてきません。

普段の生活から愛を意識し、愛を与え、そして同時に与えられているのでしょう。そういう意味では、最初に愛を与えたご両親が素晴らしかったのかもしれませんね。

 

でも、そもそも愛って何なんでしょう?

これは非常に深い命題ですが、私の解釈では「お互いを優しく認めること」だと思っています。

自己を犠牲にして相手を優先することを愛と捉えがちですが、自己も相手も大切にすることが愛ではないか、と私は思います。

日常の判断を求められる場面で「愛」を選ぶ。これは人生における秘訣の一つなのかなと思います。

 

3.楽しむ

 

藤井風さんのYouTubeでのカバーなどを見ていると誰しもが思うことが、「楽しそうである」ということ。

とにかくピアノを奏でること、表現すること、その楽曲を味わうことが楽しい。心地よい。もちろん技術も相まって素晴らしいのですが、見ているこちらまで楽しい気分になってきます。

「うまく演奏してやろう」みたいな意図が感じられず、必死さがなく、楽しく、軽く、すがすがしい。

楽しくやってるのと必死にやってるのとどっちがエネルギー高いかって言ったら、前者ですよね。

でも、人間だとやはり「成功させたい」とか「よく思われたい」みたいな考えで楽しむ以前に色々と思考しがちなのですが、藤井風さんにはそれがない。

いや、藤井風さんにとってはそんなことは些細な事、楽しむよりも優先度が低い事なのでしょう。

どうやら、藤井風は楽しむ達人である、というのが私の達した結論であります。

 

愛と勇気と感謝のエネルギーの塊である藤井風。

今後も目が離せませんね。