言の葉研究所

世の中の発言・名言・歌詞について考える

「やらなきゃ」から「やりたい」へのシフト

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何かとやることが多くて忙しいと言われる師走の12月。

 

今日も中村咲太さんの動画を見ていたところ、少し古い動画ですがこのようなことを言われていました。

 

「やらなきゃ、というのは自分の中心からずれている。やりたい、と考えて行動するのが大事」

 

一言一句合っているわけではないですが、このような内容のことを話されていました。

 

聞いてなるほど、これはいい考え方だなと思いました。

 

あれもやらなきゃ、これもやらなきゃだと、何かに追われているような形になるので、エネルギーを多く使います。

 

でも実際やること多いんだからしょうがないじゃないか、なんて意見も聞こえてきそうですが、この話は「それをやめてやりたいことやりなさい」という話とは異なると、私は解釈しました。

 

もちろん、必要がなくてやりたくないことはやめて、やりたいことしましょうというのはあると思います。例えば、行きたくない飲み会を断るとかね。

 

でも単純にやめるわけにもいかないもの。例えば仕事とか。家事とか。子育てとか。やりたくないなとか思ってても、やらなきゃならないですよね。

 

そんな風に追われる気持ちになった時に、待てよと。ちょっと考えてみる。

 

仕事やらなきゃだけどさ、仕事は何のためにやってる? 自分の生活を豊かにするため、欲しいものを買うため、あの子とデートに行くため、家族を養うため、同僚やお客様の役に立ちたい、スキルを磨きたい…色々あると思います。

 

だったらさ、それって根本的にはやりたいことなんじゃないの?

やらされているように思うけど、自分が選択しているんじゃないの?

 

家事も大変ですよね。洗濯しなきゃいけないし、食事作らなきゃいけないし、いつも違う献立考えなきゃいけないし、子供のお迎えもあるしお掃除もしなきゃだしそういえばそろそろ年賀状だな…みたいな。

 

じゃあこれ全部やめまーすって言ってもまわりに迷惑かかりますよね。誰かに頼めるとか、うまいこと折り合いがつけばそれもいいけど。

 

やること多くて大変なんですけど、家事ってなんのためにやっているのか?

 

大切な家を保つため、家族が元気に過ごせるため、みんなで暖かい食卓を囲むため、服を綺麗に着るため、子供の成長を手伝う為、年賀状は挨拶や普段の感謝を伝えるため…

 

それってさ、やりたいことなんじゃないの?

 

やらなきゃいけないじゃなくて、ただ、やりたいことがたくさんある。

仮にやれなかったとしても、やるために何か考えると思うんだよね。だって、やりたいことなんだから。

 

全てのことにそうは思えないかもしれない。

一部しか思えないかもしれない。

いやむしろ、そう思えないものは誰かに任せて本当にやめていいのかもしれない。

 

でも、「やらなきゃ」を「やりたい」に転換することができたら…。

 

私、毎日やらなきゃいけないことで一杯。自分の時間なんて無いわ。

 

という状態から。

 

私は毎日やりたいことをやっている! しあわせな人生だ。

 

という風にパラダイムシフトできるかもしれない。

 

やることは何も変わってないのに、意識はすごく前向きでポジティブになる。

 

そういう状態の時にさ、いいこと起こるもんだと思いません?

 

スピリチュアルや最新世界っていうと怪しい分類にされがちではあるけど、外じゃなくて内を変えるというこのアプローチは本当に素晴らしいと思うんですよね。

 

よって結論。

 

「やらなきゃ」と思ったら、「待てよ。これは本当はやりたいことなんじゃないか?」と考えよう!