YouTubeライブ配信第一弾にて、「何で英語が上手なのか?」との質問に対する藤井風さんの回答。
英語はもう耳コピ。
発音を真似して、恥を捨てること。子ども扱いされてもええから、恥とプライドを捨てて。
わし日本語も下手くそじゃけん、失うものがないんです。
藤井風さんは流暢に英語を話す。ネイティブから見ても綺麗なのかどうか私にはわからないが、とても自然に話している。
その理由は、恥とプライドを捨てて何度も練習したからである、という。
そんな藤井風さんのライブ配信を見ていると、英語に限らずこの人は恥とプライドを捨てているんじゃないか、と思う。なにしろ高校ジャージだし座り方も適当である。配信をしっかりきっちりやろう、という堅苦しさもない。
しかしそれは、決してどうでもいいとか投げやりであるという訳ではなく、自分は大したものではないから、そんなプライドにはしがみ付かず、人から見れば恥かもしれないが、今の自分を素直に表現していく…という姿勢があるのではないだろうか。そして、その表現の中には愛がこもっている。
まだ23歳という若さ。類稀なる才能。間違いなく小さい頃から評価されてきたし、数々のビッグイベントにも出演しているし、メジャーデビューも果たした。血気盛んな若者として有頂天になったとしても何ら不思議はないのだが、その最中にあってこの謙虚さ、この少年のような素直さと愛である。藤井風の最大の魅力と言ってもよいだろう。藤井風よ、あなたが神か…。