「やあ。」
「今日も夜更かししちゃった?」
「そうなんだね。」
「それを、ちょっと気にしてるって?」
「気持ちは、わかるよ。早寝早起きが良いって、みんなが言うしね。」
「でもさ、ぼくは思うんだよ。」
「早起きは気持ちいいけど、ゆっくり寝るのも気持ちいいよね。」
「早寝するのもいいけど、夜更かしして何かするのも楽しいよね。」
「ほら、子供の頃とかみんなで夜更かししなかった?」
「普段はなかなかできないことをみんなでやる、あの楽しさ。」
「いまの夜更かしも、そんな感じだとしたらさ…」
「なんか、楽しくなってくるよね。」
「だからさ、そんなに気にすることないよ」
「夜更かしを選んだのも、君の立派な行動の一つ。」
「いろんな経験するのが、生きるってことだからね」
「この時間、この場所で、夜更かしをするっていうのは、君にしかできない。」
「だから、OKなんだよ。」
「自分を責める必要はないんだよ。」
「君は今日一日、ちゃんと生きたんだから。」
「寝る前は、自分にマルをつけて終わろう。」
「それじゃ、おやすみ。」
「またね♪」